米10年債利回りとは何か
米10年債利回りは、米国政府が発行する期間10年の国債の利回りです。世界で最も取引量の多い安全資産の金利であるため、住宅ローンから企業の資金調達、株式の割高・割安の判断まで、あらゆる金融の「ものさし」として使われます。世界の長期金利の基準と言ってよい存在です。
1つだけ押さえておきたい基本は、債券は「価格と利回りが逆に動く」ことです。国債が売られると価格が下がり、利回りは上がります。「金利上昇」のニュースは「米国債が売られている」ことと同じ意味です。
なぜドル円と一緒に見られるのか
ドル円の背景として最も頻繁に語られるのが日米の金利差です。米金利が上がって日本との差が開くと、より高い利回りを求めてドルが買われやすい、という関係が意識されます。実際、米10年債利回りとドル円が似た軌道を描く局面は多く観察されます。
ただしこの関係も万能ではありません。市場全体がリスク回避に傾く局面では、金利差と関係なく「安全通貨」として円が買われることがあります。金利差は為替の「答え」ではなく、最も重要な「背景の1つ」として見るのが適切です。
動くタイミングと表示上の注意
米10年債利回りが大きく動くのは、雇用統計やCPIなどの米経済指標(日本時間21時30分/22時30分発表が中心)、FOMCの結果発表(日本時間木曜早朝)、そして米国債の入札結果が出たときです。株や為替と同じイベントで動くため、同じ画面に並べておくと反応の連鎖が見えます。
なお、債券市場のデータは株価指数に比べて更新頻度や配信のタイミングが配信元によって異なり、遅延を含む場合があります。ドル円と並べて見るときは、両者の更新時刻を確認したうえで、市況確認のための参考情報としてご利用ください。
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