4つの指数は市場の別の顔を映している
日経225は報道の基準となる代表指数で、225銘柄の株価平均型。値がさ株の影響が大きく、先物市場が最も発達しています。TOPIXは時価総額加重で市場全体をカバーする、平均像に最も近い指数です。この2つが日本市場の「本線」です。
JPX日経400は、ROE(自己資本利益率)や営業利益などの基準で選ばれた400銘柄で構成される指数で、「稼ぐ力」に着目して銘柄を絞っている点が特徴です。グロース250は東証グロース市場の代表250銘柄からなる新興企業の指数で、旧・東証マザーズ指数が2023年11月に名称変更したものです。大型株指数とはまったく別の世界を映しています。
方向が割れる日こそ情報量が多い
4つの指数が同じ方向に動く日は、素直に「日本株全体が買われた/売られた」と読めます。面白いのは割れる日です。たとえば日経225とTOPIXが上げているのにグロース250だけ下げている日は、金利上昇などを背景に大型株へ資金が寄り、新興株から資金が抜けている構図がよく見られます。
逆にグロース250だけが強い日は、個人投資家の資金が新興市場に向かっているサインとして語られることがあります。指数の割れ方は市場の中の「資金の偏り」を映すので、日経225の見出しだけでは分からない一段深い市況が読み取れます。
動く時間帯の違いも頭に入れておく
これらの現物指数が動くのは東京市場の取引時間(9時〜15時30分)だけです。夜間にリアルタイムで動き続けるのは日経225系の先物とCFD参考値で、TOPIXやグロース250は当日の終値のまま止まっています。夜の画面で「グロース250が動いていない」のは異常ではなく、市場が閉まっているだけです。
NikkeiRealtimeの日本市場ページでは、これらの指数を並べて表示し、各行の更新時刻で「動いている数字」と「終値で止まっている数字」を見分けられるようにしています。市況確認のための参考情報としてご利用ください。
リアルタイムページで確認する
日本市場の主要指数は 日経225・TOPIXリアルタイム で確認できます。夜間の関連指標を見る場合は 日経225先物リアルタイム もご利用ください。